3D、ジョニー・ディップ、ディズニー
確かにすごかったです。
しかしマミにゃんが注目したのはそこじゃなかったのですw
マミにゃんが注目したのは、
監督:ティム・バートン。
Nightmare Before Christmas自体は古い映画です。
ティム・バートンの才能を見抜いていたディズニーが配給してくれたおかげで
日本でも全国劇場公開されました。
1993年マミにゃんはクレイアニメが好きだったので
あまり深く考えずに劇場まで見に行ったのです。
ストップモーションアニメ(人形をコマ撮りで動かす手法)
ミュージカル仕立ての構成
色彩の暗い「ハロウィンタウン」
…毎日ハロウィンの為の準備をしているハロウィンの為だけの街
ハロウィンまでのカウントダウンが『あと364日』w
明るさで満ちた「クリスマスタウン」
…毎日クリスマスの準備をしているクリスマスの為だけの街
プレゼント工場では日々子供が喜ぶおもちゃを生産しています
妙に生活感のある「私達の世界」
…時が流れ、ハロウィンの時はハロウィン、クリスマスにはクリスマスを楽しんでいます
その色彩の対比が
キャラクターの造形が
歌が
ストーリーが
マミにゃんのハートを鷲掴みにしたのです。
それ以来ティム・バートン監督の大ファンなのですよ。
満たされない日々、初めて知る世界の広さ、浮かんだ名案
伝わらないコミュニケーション、理解できたつもりでできていない他人の価値観
夢中になりすぎて気づけない人の想い・・・
ハッピーエンドとは何か?という事もちょっと考えました。
この映画を楽しむ為に二つだけ先に知っておいて欲しい事があります。
ひとつは「ハロウィン」について
もうひとつは「イースター(復活祭)」について
そして「嘘をつくときの指」・・・人差し指と中指を交差させて背後にかくして、言えば、実はそれは真っ赤なうそだということだそうです。
このあたりは日本人の風習ではないので知らないとなんの事だかわからないかも知れません。
とは言っても
知らなくても話の本筋とは関係ないですけどね。
あ、それと最初は必ず字幕版で見てくださいね。
どの道何十回と繰り返し見る時には吹き替えでも見るとは思いますが・・・
マミにゃん、VHS時代に「吹き替え版」を買って「コレジャナイ」
(´・ω・`)
と思った経験があります。
おかげでマミにゃん、
吹き替え版VHS
字幕版VHS
フィギュア付VHS
DVD
フィギュア付DVD
デジタルリマスター版DVD
各種サントラを購入してきました。
ティム・バートン監督は常に
見た目、精神共になにかが欠損・変容していてそれが大きな悩みとなっている主人公を描いています。
人と違うことの苦悩。
『普通』の人が『普通』に生活している事への羨望。
・両手が鋏の男
・人を驚かす事に虚無感を抱くクリーチャー
・親の愛を感じられないまま育った男
・映画作りを愛するあまりその他の全てがどうでもいい男
・幼少の頃のトラウマで蝙蝠に扮装する街の有力者
などなど・・・
ゴシック・ホラー・SFの味付けがされ、独自の世界観・色彩感覚を持っている人です。
なので、ホントに夢の世界のような、魔法にかけられたような時間を過ごせますよ。
今のうちに見ておいて、今年のハロウィン〜クリスマスに何回も見るといいと思います。
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